【読了】「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法

2025年7月読了

取材ライターの仕事は話をすることが必須だ。
これまでたくさんの人と話をしてみて感じることは、話す時に「言語化できていないから恥ずかしい」と思うのか、話せない人が結構いるということ。

本書でも、
一般に、ビジネスの現場では「主観的であること」よりも「客観的であること」が重んじられているが、対話というコミュニケーションは、「私」を主語にして、自分の感じたこと、思っていることを、そのまま表出するコミュニケーション
と書いている。

それを読んで、私は何も飾られていない、その人にしか出せない言葉が欲しいんだなと、あらためて思った。

本書は、立教大学で人材開発や組織開発などを教えている中原淳教授の著書。組織で働く人、とりわけ、現場の販売員とコミュニケーションを取るのが苦手な本部の人におすすめしたい内容だ。 

本書の冒頭にも書かれているが、島国の歴史が良くも悪くも「空気を読む」という、もはやテレパシーのような感覚で物事を推し進めることが近年まできてしまったのもあり、結果的に会話下手・自称コミュ障がふえてないかい?と私も感じている。
他にも、時代の変化、情報量の増加などの理由もあげられており、そこにも共感しっぱなし。 

と言うことで、まずは対話が苦手な人が多いのと、その理由を知ることで、あらためて対話とはどういうものなのかを学んでみてはいかがでしょうか?

「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法

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